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筋肉痛

運動した数時間後から数日後に発生するい痛みのことです。

(原因)
筋肉痛の主原因となる運動は、筋肉が収縮方向とは逆方向に引きのばされながら力を発揮する運動です。
筋肉を収縮させながら力を発揮する運動ではほとんど筋肉痛にはなりません。
例として、筋力トレーニングにおけるベンチプレス運動を大胸筋の視点からみたとき、バーベルやダンベルを挙上していく動きが「短縮性収縮」、下ろしていく動きが「伸張性収縮」となり、この場合は器具の重量に抵抗しながらゆっくりと下ろす動きが大胸筋の筋肉痛を生む主要因になります。
他の例として、坂道や階段を駆け下りる動きは大腿四頭筋や下腿三頭筋に伸張性収縮を発生させます。

(治療法)
通常は筋線維とその周りの結合組織の回復過程が終息するに伴い、筋肉痛も自然に解消の方向に進みます。
痛みを和らげる方法としては、安静にする・入浴などで筋肉を温めるといった「消極的休息」のほか、軽度の運動やストレッチングなどで血行をよくする「積極的休息」があります。

(クールダウン)
運動後のクールダウンは、疲労の回復だけでなく筋肉痛を防止する為の重要な役割があります。
運動をした後の筋肉は、強張った状態になっているいます。
この筋肉の強張りは血流を阻害して筋肉痛を長引かせる原因になってしまいますので、クールダウンでストレッチ体操を行い、筋肉の柔軟性を取り戻して血行を促進することで筋肉痛の発生を予防または痛みを抑制する効果が期待できます。

 

肉離れ

急激に筋肉(骨格筋)が収縮した結果、筋膜や筋線維の一部が損傷することを言います。

(原因)
自家筋力の強力な筋収縮により筋肉の部分断裂がおこります。
発生要因として、筋肉の疲労、過去の損傷、ウォーミングアップの不足、筋力のアンバランスなどが考えられる。

(治療法)
一般的に、受傷直後はRICEに則った処置を行い、症状がおちついてからリハビリテーションを開始します。
治療には薬物を使うこともあり、器具を使う電気刺激や温熱療法などもあります。
素人が「安静だけで済む」と思い込むのは妥当ではありません。
痛みがなくなった場合でも再発しやすく、最後まで十分に治療することが大事です。
スポーツ再開までには、軽症でも数週間、重症では数か月間を要します。

 

捻挫

関節に関節の許容範囲を超えた動きが与えられた為におきる損傷こと

(原因)
捻挫は、手首や足首などの関節に過度に強い力が掛ったり、関節が限界以上に捻られたり、曲げられたりしたことによって靱帯が損傷して発生します。主に足を使うサッカー等が捻挫になりやすいといわれております。

(治療法)
RICE処置もI(アイシング)と安静以外は捻挫の回復を遅らせます。Rest(安静)は1~3週間ぐらいかかります。
compression(圧迫)とElevation(挙上)は循環障害を起こして後遺症の原因になる可能性が非常に高いので、しっかり安静にするのが一番の治療法です。

 

打撲

転倒したりしてあざなどが出来ること

(原因)
打撲は別名を「打ち身」と言うように、身体を何かに強く打ちつけることで発生する症状です。
打ち付けられた部位は皮膚の下に通っている毛細血管が皮下出血をおこしてしまい、あざが残ります。
打撲で出来るあざの色は個人差があり、多くの場合は「青タン」と呼ばれるような青いあざになります。
打撲は、主にラグビーやサッカーなどの球技や格闘技等のコンタクトスポーツに多くみられます。
また、強い打撲では内出血がひどく起こり骨化性筋炎という筋肉に溜った血が骨化してしまう状態になり、手術を要することもあるので打撲だからといって軽くみないようにしてください。

(治療法)
・まず冷やします。
・皮膚に傷があった時は患部を洗った後、消毒してから冷やします。
・痛み、腫れが止まったら、温湿布などで温めます。
・痛みが取れない場合は病院へ行く事をおすすめします。
・頭を打った時は頭を高くして寝かせるといいです。

 

脱臼

関節を構成する骨同士の関節面が正しい位置関係を失っている状態のこと

(原因)
脱臼は、相手の選手とぶつかり合うような激しいスポーツに多く見受けられます。
特に相手の関節を攻撃の起点とする柔道は脱臼との関係が深いと言えます。
柔道以外のスポーツではスキーやスノーボードやラグビーなど転倒により不意に大きな力が腕に加わるスポーツに多く見られます。
脱臼は他者とのぶつかり合いだけでなく、自分の力によって発生することがあるので覚えておくべきです。

(治療法)
脱臼は一刻も早く元に戻す事が大切であり、遅くとも8時間以内に整復を行うべきである。あまり遅れると、全身麻酔の手術が必要となることもある。
関節内の損傷状況により固定、リハビリテーション、加療が必要となります。
特に、靱帯などや周辺の筋肉損傷、骨折、神経組織を圧迫している場合もあるので、素人判断は禁物です。

 

疲労骨折

一度では骨折に至らない程度の力が、骨の同一部位に繰り返し加わることにより発生する骨折のことをいいます。

(原因)
同じ骨に何回も同じ負荷が加わり、しまいに骨や骨膜に損傷を起こしたものを言います。
レントゲンでは痛みが出現して2週間以降にならないと診断ができません。
代表時なものとして、足の甲やスネ(シンスプリント)、肘の内側部(投球による剥離骨折)、ゴルフによる肋骨骨折などがあります。

(治療法)
患部に負荷を与えず、骨のヒビを自然治癒することです。疲労骨折の場合は、薬物治療や手術をすることはほとんどありません。

 

椎間板ヘルニア

椎間板の一部が正常の椎間腔を超えて突出した状態のこと

(原因)
椎間板ヘルニアの患部となる椎骨は背骨を形成している部品の一部であり、めったなことではヘルニアを発症しないようになっています。
しかし、老化などで骨や筋肉が弱くなると椎骨と椎骨の間にある組織が上半身の重さで潰されて、
中にある椎間板が背中側にはみ出してしまい椎間板ヘルニアが発生します。
スポーツ障害としての椎間板ヘルニアは、テニスやゴルフなどの強い腰の捻りを頻繁に行うスポーツで起こりやすいと言われています。

(治療法)
椎間板ヘルニアは、自然治癒する場合が多く保存療法で治療するケースが大半を占めています。
しかし、症状が重い場合は外科手術などで治療する必要があるため一概には言えなません。
しかし多くの場合周囲の筋肉、関節の牽引治療を行い状態を安定させれば自然治癒してゆきます。
特に重要なのはウォーキングや水泳など軽い運動を行うこと。
継続的な運動習慣は慢性症状を軽減させます。